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森ビルブランドムービー「DESIGNING TOKYO」アジア太平洋広告祭『ADFEST 2020』にてグランプリを含む複数受賞

森ビル株式会社の企業ブランドムービー「DESIGNING TOKYO」が、この度、アジア太平洋広告祭 『ADFEST 2020』でグランプリ 2 つ、金賞1つ、銀賞4つの複数受賞を達成しました。
森ビルブランドムービー「DESIGNING TOKYO」アジア太平洋広告祭『ADFEST 2020』にてグランプリを含む複数受賞

1998年に創設されたアジア太平洋広告祭(Asia Pacific Advertising Festival、通称 ADFEST)は、アジア 太平洋地域を代表する広告賞の1つとして知られています。『ADFEST 2020』には、全20部門において、28都市から約260社、計2,300以上の作品のエントリーがありました。当初、2020年3月にタイ・パタヤで 開催予定だった授賞式はコロナ禍の影響で延期となりましたが、本年2月15日にバーチャルアワードセレ モニーとして、ライブ配信による各賞の発表が行われました。

<受賞内容>

<GRANDE(グランプリ)> 2種
DESIGNLOTUS: MOTIONDESIGN
FILMCRAFTLOTUS: DIRECTING

<GOLD(金賞)> 1種
FILMCRAFTLOTUS: SPECIALEFFECTS:DIGITALVISUALEFFECTS

<SILVER(銀賞)> 4種
DIGITALCRAFTLOTUSVIDEO: MOVINGIMAGE
FILMCRAFTLOTUS: COSTUMEDESIGN
FILMCRAFTLOTUS: PRODUCTIONDESIGN
FILMCRAFTLOTUS: EDITING

森ビルブランドムービー「DESIGNING TOKYO」は、当社が長年にわたって手掛けてきた数々の都市再 生プロジェクトに焦点を当てて、それらが創出した街並みや都市文化を最新鋭のテクノロジーで鮮やかに 蘇らせています。同時に、各時代を象徴する人物を当時の姿のまま描きながら、都市づくりに対する当社の 思想や、首都・東京の未来への想いなどを込めています。

一般的な広告表現とは一線を画す仕上がりとなった本ムービーは、これまでに『ニューヨーク ADC 賞』『THE ONE SHOW』など計35の国際賞、『ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS』『ギャラクシー賞』など計11の国内賞を受賞しており、国内外から高い評価を獲得しています。

当社は1959年の創業以来、都市と真っすぐに向き合い、都市の未来について考え続けてきました。 引き続き、「都市を創り、都市を育む」の理念のもと、国際都市・東京の磁力向上に貢献してまいります。

森ビルブランドムービー「DESIGNING TOKYO」

森ビルは、約60年間にわたって、「都市を創り、都市を育む」の理念のもと、都市と真っすぐに向き合ってきました。東京都心部において都市再生事業を推進することで、都市の未来、人々のライフスタイルの未来を提案し続けてきました。私たちの視線の先には、常に「次の東京」「未来の都市」があります。「アークヒルズ」も、「表参道ヒルズ」も、「六本木ヒルズ」や「虎ノ門ヒルズ」も、森ビルが手掛けてきた都市づくりは、その時代時代においてより良い都市を考え抜いた末の最先端の提案でした。

都市づくりとは、そこに住まい、働き、行き交う人々の営みを想像し、よりよい未来を形にすること。そして完成後も時代の変化を受け止め、常に進化・成熟させていくものでなければなりません。この度、森ビルの企業ブランドムービーとして制作した「DESIGNING TOKYO」では、これまでに手掛けた数々のプロジェクトが創出した街並みや文化を最新の技術で鮮やかに蘇らせ、時代を象徴する人物を当時の姿で描き出しながら、国際都市・東京の未来について語っています。

メッセージ

街をつくる。
それは何十年もかかる仕事だ。
いわば手がけたときから、「未来」をつくっている。

街をつくる。
それは終わりのない仕事だ。
都市に生きる人の営みは、時代とともに変化しつづける。

はるか未来に思いを馳せながら。
東京全体を広い視野でとらえながら。
私たちは、都市の魅力を高めることで、この国のポテンシャルを引き上げる。

そして「まだどこにもない東京」を
ひとつひとつかたちにしていく。

クリエイティブへのこだわり

森ビルが歩んだ60年を、多くの方に共感をもって振り返ってもらえるコンテンツになるように、東京の街について徹底的なリサーチを行いました。

表現をつくるに当たって、森ビルのプロジェクトだけではなく、その周辺で生み出されたカルチャーを再現することが最大の課題でした。専門家の監修のもと、各シーンの時代検証を行い、その内容に合った衣装、小物などを揃えることにこだわりました。細かすぎて一見気づかないようなディテールにまでこだわってつくり込んでいるので、ぜひ何度も見返して楽しんでいただければと思っています。

見どころは、1 カット映像のようなシームレスなトランジションと、浮遊感のある縦横無尽なカメラワーク。そして、グリッチノイズを多用した先進的な演出は、一般的な広告表現とは一線を画す仕上がりになっています。

1956 西新橋2森ビル
1978 ラフォーレ原宿(山口小夜子 -当時)
1986 アークヒルズ(坂本龍一 - 34 歳当時)
2003 六本木ヒルズ(村上隆 - 41 歳当時)
2006 表参道ヒルズ
2014 虎ノ門ヒルズ
撮影・制作エピソード

総撮影日数10日間。CG 制作期間は約5ヶ月。総出演キャスト数318人。

企画から公開までには、約1年という期間をかけました。スタジオセットに大規模なCG処理を組み合わせるだけではなく、モーションコントロールカメラによる撮影、最大95人を配置してのロケや空撮など、広告史上、まれに見る規模だったのではないかと思います。

建物は、当時の写真や図面から再現。人物は、当時の姿を蘇らせるために映像、写真を集め、当時のメイクを知るスタッフをアサインしたり、マネキンを3Dスキャンするなど、あらゆる手法を組み合わせつくりあげました。表参道ヒルズのシーンでは、再開発前の同潤会アパートの写真をそのまま使用しています。

特に、冒頭の西新橋2森ビル屋上から見渡す 1956 年当時の東京の街並みは圧巻です。

メイキング:西新橋 2 森ビル前
メイキング:原宿のカフェ(フルバージョンのみ)
メイキング:人物の 3D キャプチャ
メイキング:アークヒルズ カラヤン広場
スタッフクレジット

Executive Creative Director: 古川 裕也
Creative Director: 菅野 薫
Copy Writer: 藤本 宗将
Art Director: 宮下 良介
Communication Planner: 越智 一仁
Planner: 曽根 良介
Creative Producer: 山口 真由美

Producer: 藤岡 将史、羽角 和弘
Production Manager: 大森 遼太郎、古川 倫夫、徳永 光生
Director: 鎌谷 聡次郎 | Assistant Director: Jeffrey Stockwell、金子 直樹
Cinematographer: 上野 千蔵、越後 祐太
Digital Imaging Technician: 立和田 亮午、大山 泰斗 | Gaffer: 池田 啓介、西田 真智公
Chroma Key: 前田 淳 | Key Grip: 市原 登志幸、山本 純也 | Motion Control: 萩原 茂、矢吹 貴、伊藤 直起
Drone Operator: 田中 道人、藤原 勇陽 | Helicopter Shot: 唐澤 隆幸
Set Designer: 石田 裕一 | Cooking Stylist: 川崎 尚美 | Stylist: 武久 泰洋
Hair: 佐藤 知子 | Make: 吉田 奈央 | Special Effects Makeup: 神田 文裕
Casting: 中村 裕之、西嶌 俊平 | Location Coordinator: 嶋田 郁良 | Location Service: 冨澤 紀美夫
CG Producer: 貞原 能文、土屋 真治、塚本 時彦、侭田 日吉
CG Director: 犬童 宗恒、高野 直樹、河村 有恒 | CG Technical Director: 床井 悟
Motion Design: 近藤 寛史 | Technical Advisor: 亀村 文彦 | 3D Scan: 可児 保彦 | Retoucher: 原嶋 良輔
Offline Editor: 栃沢 孝至 | Online Editor: 坂巻 亜樹夫、橋本 祥文、川元 健太郎、都 大輔
Colorist: Benjamin Conkey | Music Producer: 山田 勝也 | Sound Effects: 成田 明人
Mixing Engineer: 佐藤 雅之

Account Executive: 緑川 久美子、佐藤 研一、帯向 麗生名

Cast: 山口 小夜子 / 坂本 龍一 / 村上 隆 /SUMIRE
Music: mabanua
Narration: 角舘 健悟(Yogee New Waves)

広告会社: 電通
制作会社: Dentsu Craft Tokyo
CG 制作会社: jitto/MARK/オムニバスジャパン

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